珍しく新書を読んだ。
鉄道が変えた社寺参詣―初詣は鉄道とともに生まれ育った (交通新聞社新書)
- 作者: 平山昇
- 出版社/メーカー: 交通新聞社
- 発売日: 2012/10/01
- メディア: 単行本
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初詣はもちろん、普段も寺社仏閣の類って全然行かないし、基本的にアンテナを張っていないジャンルなので、世間の大半の人には常識レベルのことなんだろうけど自分は知らなかった、みたいなのがいっぱいあった。
- まず、寺も初詣の対象になるってのを初めて知った。ずっと神社だけだと思い込んでた...。
- 縁日がなんでそう呼ばれるのか(≒ XX(その寺社にゆかりのある何か)の縁のある日として毎月N日に実施される)っていうのも初めて知った。単にお祭りの別名くらいにしか思ってなかった。
- さらに、明治神宮が明治天皇を祀ってるっていうのも、初めて自覚した。できたのが大正時代って記述が出てきて「えっ、そんな新しいんだ」とか思ってしまった。崩御してから作ってんだからそりゃそうなるよな。全く意識したことなかった。
- ついでに、今のJRの路線の中には、日露戦争の後に私鉄を国有化してゲットした路線がいっぱいあるってのも初めて知った。
まあ、これは僕が知らなかっただけで別にこの本で熱く語られてる部分ではなくて、メインの内容は「初詣っていうのは鉄道の発展と連動してできた文化んだよー」というのがいくつかの事例とともに語られる、というもの。面白かった。
あと、当時(明治の中期から大正時代)の新聞の抜粋が何回か出てくるんだけど、なんであんなにやたらと読点(,)で繋いだ長文が多いんだろう。流行りか何かだったんだろうか。