Advanced Civilization

もう1週間経っちゃったけど、前回の3連休のボードゲーム合宿の記録を。お題は Advanced Civilization

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5年ぶり2回目のプレイヤーが6人(僕を含む)、初プレイが1名の計7人で、Western Expansionを入れてプレイ。ただ、2回目とはいえ、前回は時間を区切って途中で終わりだった上に、少なくとも僕は細かい部分はほとんど忘れていたので、それほどのアドバンテージがあるわけでも無い感じ。ちなみに、前回はアフリカ担当で、賽の河原のようにコマを積んでは崩しを繰り返してるうちに終わっていた。

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で、今回の担当国家は Crete。事前に目を通したプレイガイド的な記事では、ことごとく「熟練者向け・初心者非推奨」的な扱いで、とはいえ海洋国家好きとしては一番テンションの上がる国家なわけで、選択肢から外すのもどうかなーと思ってたところに、プレイ開始直前の昼ごはんの時に BGG に上がっている「Strategy For First Player」というドキュメントにクレタの序盤の駒の動かし方が事細かに載ってることを教えてもらい、これはもう天の導きだろういうことで、自分の選択権4巡目が回ってきたところで残っていたのを躊躇なくゲット。他の6国は、Africa、Italy(7人用ボードなので本拠地はイベリア半島)、Illyria、Assylia、Babylon、Egypt。

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で、実際この記事通りに動かしながらゲーム開始。「序盤はやることが少ないからサクサク進むなー」とか思っていたら、5ターン目くらいで「船の維持費を払うのを忘れていた」という特大ボーンヘッドに気づき、まだなんとかなるからということで、1回ゲームを止めてクレタだけ初期配置からロールフォワードさせてもらうことに。正直、最初はガイドの通りに動くことしか頭になくて、でも「維持費を払え」みたいな基本動作まではいちいち書いてないし、このタイミングで船を保持する人が他にいないってのもあって、全く意識しないままだった。すみませんでした。船の維持費なんて後半になれば端金というか国庫調整のために意図的に壊して作り直したりするくらいなんだけど、最初の1ユニットからスタートして増やして広げてを繰り返して盤面を確保していく最序盤の段階だと、倍々ゲームのシードをいきなりもっていかれることになるので、バカにならない差がでてしまうのでした。いやー、致命傷になる前に気付けてよかった...。

文明カードは、Astronomy -> Mysticism -> Agriculture の順で購入。最初は一目散に Agriculture を目指すつもりだったけど、エーゲ海を迂回して移動経路を考える面倒さに負けて Astronomy スタート。次は3色クリアのための Mysticism で、その後ようやく Agriculture。これでめっちゃ楽になった。

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その後は、トレードはそこそこでまとめて、ビッグイニングもないけど致命的な Calamity もないみたいなターンがしばらく続く。何回かブログに書いてるように、(特にロングランのゲームだと)前半に悪目立ちして中盤でボコボコにされて後半は空気になってるのが僕のパターンなんだけど、今回はそもそもスタートダッシュできない作りの国を担当したのと、最恐 Calamity の Civil war を引かずに済んでいたという幸運もあって、僕にしては珍しく失速しないまま終盤に突入。そしてトップにプレッシャーがかけられる程度の2位で迎えた10数ターン目にとうとう Civil War を引いてしまい、さらに本来なら全力でダメコンに努めないといけないはずの Trade でワンチャン目指してがっついて、最終便で見事 Iconoclasm & Heresy を差し込まれて爆発四散したのでした。ひきかえに手に入れた Cloth 7枚 245(+ 各種クーポン)で、Mathmatics + Enlightment + Metalworking を購入するという、そこそこのビッグイニングではあったものの、都市が2個になってしまって、なんとか食らいついてきた AST レースからも脱落。さらに次のターン、首位の Illyria から都市5復活を阻むための派兵まで受けて(結局5都市に戻せたけど)、そのまま万全の体制で逃げ切られてゲーム終了。最終スコアは 3580 で、首位と500pts差、3位とは約50pts 差の2位でした。

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というわけで、負けちゃったんだけど、なんかこう精一杯やって燃え尽きた感じなのでそこそこ満足。というか、後半でも上位プレイヤーからコンテンダー扱いしてガチ対応をされたのはちょっと嬉しかった。なんだかんだでコミュニティの上級プレイヤー群とは経験値というか実力で雲泥の差があるわけで、せめてなんか傷跡だけでも残さねばということで毎回あがいてはみるものの、結局ゲーム終盤のヒリヒリする場面にはお呼びでないっていう状態が続いてたんだけど、今回は前半が自動ステルスだったのと Civil war を引かずに済んでいたという幸運もあって、一応最後まで舞台に立っていた感があった。

あと、今回は最強国家の1つといわれるエジプトが、担当プレイヤーの極度の体調不良で全く振るわず(なんと、エジプトなのにゲーム終了時点で Engineering を持ってなかった)、世界全体から本来かかるはずの圧力が大きく失われていたので、国境の緊張感的なものがあまりなかった。結果的にガチで病気だったということで、お大事にしていただきたい。

その他雑感とか。

  • クレタは「船を使って歩数や積載量を気にしながら移動する」というのがそもそもネックになるみたいなんだけど、個人的にはそこはあんまり苦にならなかった。むしろ、1マスずつしか移動できない方がかったるくて辛い。
  • トレードの後悔その1。クレタパワーで「Barbarian Hordes + 高額グッズ を引き取ってあげよう」という人の足元を見た取引を持ちかけるチャンスを伺ってたんだけど、不発に終わった。誰が持ってるかわからんから難しい。
  • トレードの後悔その2。終盤のトレードの喧騒を聞いてる時に、「これ、中継貿易(自分: X が欲しい & Y持ってる、Aさん: Yが欲しい & Z持ってる、Bさん: Z が欲しい & X持ってる、という状況で、自分がいったん A さんに Y を渡して Z をもらい、それを使って Bさんから X をもらう)ができる!」という天啓がきた瞬間があったんだけど、手札の確認をしてる間に、上の例で言うところの AさんBさんに相当する人がそれぞれ別の人と交渉に入って割り込めないまま流れてしまった。あれをひらめいた瞬間は、多分自分的に一番テンションの上がった瞬間だったなー。
  • ゲーム全体だと、今回最大ののハイライトはやっぱこれかなー。 Archaeological Succession Track !!!!

というわけで、今回も楽しかった。おつかれさまでした。

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