えれほん

ディストピアもので非常によいという評判を見かけて購入。

えれほん (バーズ エクストラ)

えれほん (バーズ エクストラ)

もうちょっと軽く読めるかと思ってたんだけど、事前の想定をはるかに超えて Heavy な内容だった。特に3話目。

第一部

1984。Little Sister is Watching You! クシーノは cuscino でイタリア語のクッションに相当する言葉。あと、タイトルは多分「善き人のためのソナタ」からとってると思われる。以上2つはさっき検索して初めて知った。非リアートがプロレタリアートはスッと頭に入ってきたけど、リア充アとブルジョアはしばらく頭の中で結びついてなかった。

第二部

著作権。中盤の所長と先生の会話シーンにしびれた。実はオチがあまり飲み込めていない。Ⓛって入力できるんだなー。Mac だと、「絵文字と記号を表示」から「囲み文字」カテゴリーで選択できた。

第三部

これも、中盤の水迫さんと有藤さんの会話が強烈だった。なんていうんだろう、アイデアで躱すとか情動に訴えるとかではなく、ただひたすらに突き詰めて逃げ場がなくなっていくこの感じ。

全然知らなかったんだけど、もう何作も出してる作者さんのようなので、他もいくつかトライしてみる予定。