Cthulhu Wars(1年3ヶ月ぶり 2回目)

いろんな意味でモンスターなこのゲームを、今回はなんと7人でプレイ。

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前回のプレイ記録。

kenrou.hatenablog.com

オーナーは拡張を買い続けており(曰く「もうSANは失った」)、今回の搬入コンポーネントダンボール3箱分で、会場に持ち込むのに車が出動するという事態に。

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今回の自分の担当は、SLEEPER(Tsathoggua, the Sleeper of N'kai)。立ち上がりの遅い種族なので、僕の悪癖である「開幕悪目立ちからのパブリックエネミー」も発動せず。というか、普通に頭が回ってなくて Gate を作り損ねたり、全く効果のないこと(Windwarker の Hibernate を狙って Ancient Sorcery を発動したものの、それで残り Power が 0 になって何も恩恵を受けられなかった)をしたりとかで、抑え気味とかいうレベルを超えてガッツリと出遅れ。Spell Unlock の1つの「自分以外の誰か一人に 3 Power Gain させる」を発動するときに「力が欲しいか?」のセリフをキメたのが、自分の今日の唯一のハイライトになるんじゃないかというくらいに、途中までは低空飛行だった。

f:id:kenrou:20181110160200j:plain 各勢力の The Great Old One が続々と投下され、禍々しさに覆われていく世界。ちなみに、僕の担当の SLEEPER はオレンジ色。

f:id:kenrou:20181110154807j:plain ついに降臨した我らが Tsathoggua。この気合の入った表情とは裏腹に、解禁される能力の名前は「Lethargy(無気力)」。ただし、ゲーム的にはめちゃくちゃ強力な能力。

後半、獲得VPにも明確に差がつき始めてトップ目を叩くのためにそこそこ派手な殴り合いが続く中、僕はただでさえVP最下位で叩くメリットも薄いところに、覚えたての Lethargy 連発で完全に蚊帳の外状態。そして、周囲の陣営のユニットがほどよく削れて手薄になったところで、とうとう「ずっと俺のターン!」が到来。残り Power は確か4だったけど、Burrow の「複数ユニット Move すると 1 Pow 戻ってくる」がフル回転して、一気に3つの Gate をかすめ取ることに成功。みんなの僕を見る視線が一気に険しくなる。いやー、快感w

f:id:kenrou:20181110164848j:plain 超絶火事場泥棒をキメてドヤ顔マックスの Tsathoggua さん

というわけで、これでかなり追い上げたんだけど、他のみんなも脱落しまいと Rittual を連発して一気に Ritual Track が進んで、その次のラウンドで Instant Death に到達してゲームは終了。最終ラウンドもそれなりに立ち回ったつもりだけど、トップには届かずに2位で終了。トップは Elder Sign を11枚溜め込んでいた Tcho-Tcho。Sycophancy(他の誰かが Ritual すると都度1点入る)という unique ability が強力で、最後は僕もこれを Ancient Sorcery でコピーして恩恵にあずかったんだけど、こっちが獲得できた Elder Sign は4枚しかなくて、さすがに届かなかった。

f:id:kenrou:20181110185100j:plain 終結果。

実は、最初は Ancient Sorcery は Doom Phase 開始時点で Serpent Man が手元に戻ってきちゃうと思い込んでたので、Doom Phase で発動する能力はコピれないと思ってたんだけど、途中で他ならぬ Tcho-Tcho プレイヤーから「Serpent Man を戻すのは Doom Phase の任意のタイミングだから、この能力もコピーできるよ」と教えてもらったのだった。もう一つ前のラウンドでも Sycophancy に乗っかれていれば...と一瞬思ったけど、でもそれだと Power が足りてなかったりとか、何よりも周囲の警戒レベルが上がりすぎてもっとへこまされていたはずなので、まあやっぱここまでだったかな。

f:id:kenrou:20181110185223j:plain ゲーム終了時の盤面。

というわけで、2回目ではあるんだけど、やっぱり「他人に何ができるか」を織り込んで行動するレベルには到達できず、基本的には「自分にできること」ベースで進行する感じだった。Sleeper は、直接的な戦闘力は低いんだけど(マニュアルの種族別 TIPS の最初の一文が「Your Faction is not particularly interested in combat」っていうくらいだし)、その代わり、いろんな悪さのできるめんどくさい能力がいっぱい。最初に読んだ時点ではあまりピンとこない能力もあったんだけど、実際ゲーム中に発動するとどれも絶妙ないやらしさで仕事をしてくれる。しかも、コンボ的な相乗効果も出せるので、熟練してる人が使うと本当に強そう。あとはヘイト管理だなー。とりあえず、今回参加したメンバーには「Sleeper は序盤死んだふりしてても十分脅威」っていう認識が刻まれてしまったと思うので、次回担当する人は僕よりは警戒されるんじゃないかなー。少なくとも僕は騙されへんでー。ふふん。