この世界は不完全すぎる 11巻

ずっと買ってるシリーズの最新刊。

comic-days.com

シリーズ自体が出オチというか、設定のインパクトが一番の妙味で、あとはその枠の中であるあるネタを混ぜながら、「そもそも何で」という謎をメインに話が進んでいく感じ。で、この「あるあるネタ」っていうのが、RTA in Japan のゼルダやフロムゲーで駆使されるグリッチや、おやつさんのやりこみプレイで見るようなハメ技とかで、まあ毎度色々とうまいことネタにしてるなあ、と感心してしまう。

最初の数巻過ぎたくらいのあたりは、「もうちょいガンガン風呂敷を広げて欲しい気もするなー」と思いながら読んでて、結局今も話の枠組み自体が拡大するようなインフレ感はないんだけど、まあこれはこれで面白い。そして、ものすごく読みやすい。別に話が薄いという感じでもなく、多分構成がうまいんだと思う。

夏にアニメ化するらしいグリッチ描画とかをちゃんとCG使ってやると映えそう。けど、この最新刊時点でも完結はまだ先っぽいし、ここまでの話でキリのいい箇所もあんまりなかった印象なので、消化不良になりそうな気もする。

電子版で買ってるんだけど、紙の単行本の裏表紙をちゃんと収録してくれてるのが嬉しい。そして、わざわざそうしてるってことは、もしかしてこのバグレポートが何かの伏線になってたりするんだろうか?と思って、今まで3回くらい通しでここだけまとめて見返してるんだけど、今のところ特に何も読み取れない...。

竜と勇者と配達人

ずっと買ってたシリーズ、最終巻が出て半年放置してたけど、ようやく読み終えた。

読み始めたきっかけって何だったかなー。いつだったかのコミティアで「13世紀のハローワーク」を買いに行ったけど完売済みだった*1、という記憶があるので、その頃から作者さんは知っていたはず。あとは、このタイトルナンバー?の第2話が当時めっちゃ気にって読み始めたとかだった気がする。

っていうか、ブログの過去ログ検索したら出てきたわ。

kenrou.hatenablog.com

tonarinoyj.jp

最初は、こういう「ファンタジーあるあるネタを考察したり突き詰めてみたりした」ようなやつがメインで、シナリオとかお話的な要素はうっすらした感じでやっていくのかなーと思ったけど、途中から後者の要素が増えてって、それはそれですげえ面白いんだけど、単行本の間が空きがちで前の巻の内容を忘れてたり、割と画面の情報量が多くてスッと頭に入ってこないトコがあったりで、絵柄の割には読むのにアタマにかかる負荷が高かった感がある。

で、最終巻。ずっとハイテンションな見せ場の連続で、むちゃくちゃ面白かった。今、思い出しがてら1巻をぱらぱら見返してたんだけど、まさかこのノリで始まった話があんなクライマックス全開な感じで終わるとは。特にヤスミンとパキリの決着というか扱い方がグッときた。私家版も買っちゃった。

どうでもいいけど、「ぱらぱら見返す」って書いたものの、電子版で読んでるので実際には音はしないわけで、なんか自分でも違和感がある。が、他にどう表現したらいいかもわからん。

*1:その後、商業出版で出たやつを買った。部屋のどっかにあるはず。...。あった。

DESIGNS 永野護デザイン展

こないだの週末に行ってきた。

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ところざわサクラタウン初上陸。着いたら巷のアニメとかのキャラと思しき格好のコスプレイヤーがそこらじゅうを闊歩してて、これは一体どんな異次元空間に来てしまったのかと戸惑ったけど、どうも僕が行った日にコスプレのイベントをやってただけらしい。普段からこんな感じなのかと思ってちょっとびっくりした。

展示自体は、1時間ちょっとくらいで見終わった気がする。単行本はもちろん、設定資料集とかもそこそこ持ってるけど、「これ初めてみるかも」みたいなのが結構あって楽しかった。特に最初に展示されてるデビュー前のスケッチとか「デス・アンカー」のイラストとか。

あとはやっぱ、ラストのデトネイター・ブリンガー(ヤクト・ミラージュ)の巨大絵だなー。むちゃくちゃカッコいい。TWIN TOWER 時代のも好きだけど。DESIGNS 7 ASH DECORATION も予約済み。

Nemesis: Lockdown

Nemesis シリーズは何回か遊ばせてもらってるけど、毎回ほぼ何もできないまま死んでた気がする。

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今回は、初の Lockdown で、宇宙船じゃなくて火星の基地が舞台。行き先ガチャがContingency ガチャになったり、フロア間移動と電源の要素が追加になったり。

キャラ選択は5人中5番目。Object の2択は「5番キャラ(=自分)をkill(or 自分だけ生存)」と「シグナル送信 + knwoledge 6 以上」で、ノータイムで後者を選択。ドラフトで回ってきたのが Survivor と Janitor で、初期 Knowledge が3の Survivorを選択。なんか Room の引きが良くて、徒歩圏内に出たLaboratory に 道中で拾った lava の Sample を持ち込んで Knowledge を確保、さらにまた徒歩圏内に Trasmitter Control Room が出て、ぬるっとシグナル送信も完了してしまい、スタート地点の Isolation Room の Lock も電気がついててノイズがなくなってて、拍子抜けするくらいにさくさくと完了。

他プレイヤーは、Lock完了がもう1名、死亡2名、最後に残った1名はもがき続けたものの TIme Track が尽きて終了。Contingency とコンタミ運ゲーだったけど、どっちもパスして初勝利でした。ただ、VentとかDistractionとかのキャラ特有能力を全然使わないまま終わっちゃったので、ちょっと不完全燃焼な感じがなきにしも。

今回は、巡り合わせもあるけど「Co-op的な振る舞い」を一切やらなかった。でも、多分それが勝ちの秘訣というか、いかに「勝利条件に直結しないけど生き残るために必要な仕事」を押し付け合うか、というところがポイントな気がする。自分がそういうのを押し付けられそうになった場合は、自分のObject達成を優先して動いてそうな人に「俺の言うこと聞かないとCo-opタスク放棄して全滅させんぞ」みたいなことを言って交渉するとかしないといけないのかな。なんか、いかにもホラー映画のキャラっぽい振る舞いでいいなー。次、機会があったら積極的にそういうムーブをやってみたいかも。

イカデビルバーガー

ちょっと前、外出先で店舗を見かけたのでトライしてみた記録。多分ドムドムバーガー自体が人生初のはず。

domdomhamburger.com

割と普通に美味しかった。とはいえ、具はひたすらイカリングなので、最後は若干飽きる感が無きにしも非ず。バンズが真っ黒だけど、これは別にイカ墨とかではなく、仮面ライダーのショッカー戦闘員を意識して「食用の炭」を使ってるとのこと。仮面ライダーってまともに見たことがないので、幹部にイカデビルってのがいるってのも今回初めて知った。

新セカイより

先日貸してもらった「セカイシンフォニー2023」のBlurayを鑑賞。なんとなく、もっとガッツリ管弦楽アレンジなのかと思ってたけど、「オーケストラ+スペシャルバンドで奏でるコンサート」ということで、生音をふんだんに使ったライブ、みたいな感じだった。

終始普通にドラムが鳴ってるので、こんなん指揮すんの難しそうだよなーとか一瞬思ったんだけど、そもそもコレ映像とかボーカルと同期しないといけないわけで、よく見たら全員イヤモニつけてるし、指揮者さんが曲の開始時に同期のスイッチ入れてるっぽいし、演奏者は基本スコアガン見でほぼ指揮者見てないし、とそんなことばっか気になってしまった。まあ、演奏は普通に素晴らしかった。僕が普通にいよわのファンだからってものもあるけど、やっぱ生音マリンバ(多分)な「ももいろの鍵」がよかったなー。

ちょっと調べてみたけど、なんか「初音ミクシンフォニー」とごっちゃになってたかも。こっちは「がっつり管弦楽アレンジ」のやつ。どうも指揮者は同じ人っぽい。っていうか、普通に「セカイシンフォニー」も「初音ミクシンフォニー」も Spotify にあるんだなー。2017年のやつにデPの曲とぽっぴっぽーのメドレーがあって笑ってしまった。

open.spotify.com

あと、ボカロ音声は指揮者の指示でリアルタイム合成できるみたいな記事を過去に見た記憶があった気がして、探してみた。多分これ。

www.itmedia.co.jp

これは、記事にあるN響のイベント限定なのかなあ。初音ミクシンフォニーもボカロ音声がのる演奏があるけど、そこでこの技術が使われてるかどうかはわからんかった。

16bitセンセーション ANOTHER LAYER Layer 13「わたしの大切なもの」

宣言通り完走〜。

kenrou.hatenablog.com

12話ラストが超展開過ぎてちょっと不安だったけど、まあ何かいい感じに終わった気がする。ただ、エコー周りはぜーんぜん分からん。ちょっと消化不良だなー、とか思って他人の感想とかスタッフさんの書き込みとかを検索してたら、若木民喜が「同人誌で設定とかいろいろ書いてるからよろしくね」みたいなポストしてるのを発見。

ただ、そもそも僕が最終話を見たのが年明けの1/4で(地上波の放送は12/26の夜だったはず)、そこまでネタバレ回避用に関連情報とかも見ないようにしてたので、なんかもう手遅れ感がすごい。一応、土曜日に100年ぶりにメロンブックスに行ってはみたんだけど、残念ながら売り切れ。ずーん。

まあ、Cut A Dash の新刊として出てる本だもんなー。周回遅れの一見が買おうとするのがそもそもおこがましいというか。もうコミケもしばらく行ってないし、今でもそんな毎回ラスボスみたいな感じなのかは不明。というか、行ってた頃も別にカッタに並んだことはない。閉会前くらいに会場を回ってて、跡地みたいな状態のブースを「おお、ここがあの」みたいな感じで見たことがあるくらい?

あと、YouTubeに「TRUE END PV」ってのが上がってて、これでED曲「リンク~past and future~」のフルコーラスを初めて聞いた。

www.youtube.com

この曲「折戸伸治の曲だし、Opよりは好きだけど、とはいえあんまり自分には響かないなー」と思ってたんだけど、ラスト4:40から終わるまでの15秒くらいは、「あー!これ!」みたいな感じでグッときた。

音楽といえば、12話でGoGoウェイトレスがかかったのも衝撃だった。EDにちゃんとクレジットもされてて、なんとこの令和の世に「長崎みなみ」の文字列を目にするという。脳の片隅で放置されっぱのtarファイルが突然ぶわーっと展開されたような変な感覚になった。変なスイッチが入ったので、NASの片隅に眠っていた電波ソングフォルダをVOXにぶちこんで流したりしている。ストリーミング以外で音楽聴くの久しぶりだ。任意ラジオとかが入っている(音楽じゃないけど)。いちいち調べないと何の話してるかもわからんのに、不思議と面白かったんだよなー。

そういえば、去年伺かオンリーイベントがあったらしい。次は2025年にやるつもりだとか。すご。

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