コミケットの米澤(元)代表が亡くなられたそうです。もうコミケの撤収&反省会に行っても、あの飄々とした口調で揺ぎ無き信念を語る姿を見ることは出来ないのか...。
なんか宗教団体の教祖と信者みたいだけど、代表の話す言葉って聞いてて胸が熱くなるというか、次の日からまた始まる現実の日々を生きていこうという気になるような不思議な何かがあって、とても好きだった。今年の夏コミを途中で切り上げて帰ってきちゃったのがつくづく悔やまれる。というか一生後悔しそうな気がする。
「全ての表現を受け入れる」「表現したいことがある人たちにそれを発表する"場"を提供する」。僕自身は別に表現する側の人間ではないんだけど、生命維持以外の出費の大半が紙と光学メディアと半導体という、要は表現されたものを摂取することが生きがいみたいな感じになってるわけで、そんな人間にとって、こういう思想に基づいて開かれたイベントに日本中から十万単位で人が来ているという現実と、その主催者が冗談交じりに思いを語る姿ってのは、本当に心強かったんだよね。
ご冥福をお祈りします。そして、冬コミは絶対撤収と反省会まで参加する!...大晦日だけど!