この世界は不完全すぎる 11巻

ずっと買ってるシリーズの最新刊。

comic-days.com

シリーズ自体が出オチというか、設定のインパクトが一番の妙味で、あとはその枠の中であるあるネタを混ぜながら、「そもそも何で」という謎をメインに話が進んでいく感じ。で、この「あるあるネタ」っていうのが、RTA in Japan のゼルダやフロムゲーで駆使されるグリッチや、おやつさんのやりこみプレイで見るようなハメ技とかで、まあ毎度色々とうまいことネタにしてるなあ、と感心してしまう。

最初の数巻過ぎたくらいのあたりは、「もうちょいガンガン風呂敷を広げて欲しい気もするなー」と思いながら読んでて、結局今も話の枠組み自体が拡大するようなインフレ感はないんだけど、まあこれはこれで面白い。そして、ものすごく読みやすい。別に話が薄いという感じでもなく、多分構成がうまいんだと思う。

夏にアニメ化するらしいグリッチ描画とかをちゃんとCG使ってやると映えそう。けど、この最新刊時点でも完結はまだ先っぽいし、ここまでの話でキリのいい箇所もあんまりなかった印象なので、消化不良になりそうな気もする。

電子版で買ってるんだけど、紙の単行本の裏表紙をちゃんと収録してくれてるのが嬉しい。そして、わざわざそうしてるってことは、もしかしてこのバグレポートが何かの伏線になってたりするんだろうか?と思って、今まで3回くらい通しでここだけまとめて見返してるんだけど、今のところ特に何も読み取れない...。