ちょー早い夏

土曜日、"Summer Sonic 08"に行ってきた。チケット買ったのが金曜日という、例によって完全に「思いつきと勢い」だけでの参戦。フェスの定番持ち物をWebでチェックして、あわてて会社帰りに程よいショルダーバッグやら日焼け止めやらを探しにいくというぐだぐだぶり。
当日、10:30頃に会場について、リストバンドをぱっちんしてもらい、物販のうんざりするような行列を見てタオル購入をあきらめ、まるで勝手のわからない幕張メッセの中をさまよい、屋台ブースをくるっと一回りする。どうでもいいが、サマソニの会場マップにはステージ名(マウンテンとかソニックとか)しか書いてなくて、さすがにマリンのスタジアムはわかるにしても、メッセ内のホールナンバーとの関連付けが一切無い上に、やっぱりマリン以外には「ここが何のステージなのか」が会場に明記されてない。即売会系のイベントに慣れてるせいで現場にアドレス情報があることを前提にしてしまってるという僕の勝手なダメ習性のせいもあるかもしれないし、そもそも迷うほど複雑な構造じゃないんだけど、何となくこれくらい書いてあってもいいのにな、と思った。
で、1発目にPerfumeを見に行って将棋倒しに巻き込まれるという、いきなりお腹いっぱいの展開にだいぶくらくらする。通勤ラッシュ時の電車からつり革と冷房を取っ払った状態で飛び跳ねてんだから、そりゃ倒れるよねー、と。生きて帰ってこれたから貴重な経験というか話の種で済むんだけど。あと、ものすごい暑かった。終了後、凍らせて多少保温の効くホルダーに入れてもってきていたペットボトルの水がほとんど解けてた。
その後、屋台ブースで軽くご飯食べて、年甲斐も無くNew Found Gloryを見て若者たちにまぎれて盛り上がり、その後はバスに乗ってアイランドステージに駆けつけて髭を見る。髭、カッコよすぎ。マイクスタンドでステージを耕すのに笑う。
ちょっと疲れてマリンスタジアムのスタンド席でゼブラヘッドを眺めながらくつろぐ。Panic At The Discoで一旦アリーナに降りたけど、なんかもひとつだったので気分を変えようとメッセに戻ってまたまた年甲斐も無く今度はLostprophetsにがっつく。なかなかよかったと思うのだが、ラストのProdigyのためにマリンに戻ってきてThe Verveの終わりがけを聞いて大後悔。なんとなく再結成は信用ならないという勝手な思い込みと、もともとそんなに思い入れが無いという理由で切ったんだけど、これは失敗だったかなー。後でネットの評判を見てもベストアクトに推してる人多かったしなー。
ラストは上述のとおりProdigy。これまたお腹いっぱい。ミラクルさみたいなものが欠片も感じられないというか、熱伝導ルートがアーティストからオーディエンスへの一方通行というか、もはやミュージシャンではなくて「煽り業」とかそういう類の何者かになってる。何かこう無理やりテンションを上げられてしまうような異様な感じがたまらん。もうFat Of The Landが出てから10年以上経ってるのも衝撃だけど、こいつらはこの前後からずっとこんな感じで世界を回ってるのかと思うとちょっと遠い目をしたくなる。すごいなあ。
海浜幕張から帰りの電車に乗ったのは22:00過ぎ。家から持ってったやつ含めて、ペットボトル6本くらい空にした。あと、暗くなる前の時点で両足がつった。日ごろの運動不足の賜物。はー。