隊長の新刊も読んだよ。

朝、出かける前に歯を磨きながら軽めに巡回してて、このエントリを見つけて、会社帰りに本屋で買って、帰りの電車+松屋カレギュウ食べながら+帰宅後で一気読み。割と直近で、この辺とか、同じく朝の巡回でコレを読んだりとかして、ある程度景気の悪い話に順応してたからか、覚悟してたほどにはどんよりしなかった。
うーん、個人的には、2ちゃんねるはてなニコニコ動画あたりにはつぶれて欲しくないし、ネットでニュースが読めなくなるのも歓迎しない。一応今のところはサラリーマンで扶養家族も居ないので、何でも無料で使えなきゃヤダという気分でもない。ニコマス頂点P動画につく「振り込めない詐欺」タグにはココロから賛同するくらいだ。が、ネットで金払おうと思うと、どうしても個人情報を登録して「僕が誰なのか」を払う側に明示しなくちゃいけないのがイヤなのだ。プライバシー云々もさることながら、利用したいサービス事業者ごとに個人情報登録なんかしてると、属性変更(引っ越して住所が変わるとか)が発生したときに「僕のことを知っている人」全員に通知して回るのが面倒で仕方ない。というか、誰が自分のことを知っているかをこちら側で覚えておかなきゃいけないのがそもそもうっとおしい。というわけで、俺が誰なのかを相手に知らせずに1000円くらいを直接はてななりニワンゴなりに払う手段があればいいのに、と思うわけだ。多分、2chの過去ログを読みたいときに、手元の5円玉で決済できるのなら躊躇無く払うよ。
が、一方で僕は(この隊長の本ではほとんど触れられない、デジタル土方サイドの)IT業界の人なので、こういうことが技術的に無理だということもよく分かる。まあ、別にシステムが本職じゃなくても充分分かる話ではあるんだろうけど。価格の適正値とかよりも、ネットサービスに対して金を払う手段そのものがハードルになってると思うんだよね。これって、僕が東海エリア(名古屋文化圏)出身で、借金嫌いの現金決済至上主義に毒されてるからなのかなあ。
インフラが従量課金になるのもイヤだなあ。積み上げの量で閾値かけるくらいなら、負荷をモニタして帯域を絞って欲しい。が、この辺の仕組みも、さっき見たこのニュースにあるように、そもそもそういう仕掛けを作る金がない、という話になったりするのかな。うーん。
最近、「クラウド化する世界」、「アーキテクチャの生態系(読みかけ)」と、IT/Webの最新動向とか未来予測についての本を立て続けに読んでて、今回の隊長の本も含めて、とことん視点は違ってるけど、やっぱり何かいろいろ節目なんだなあ、という感じ。