Cap Space

今年も、爆弾トレードのニュースをきっかけにNBAサラリーキャップのルールを勉強しなおす時期がやってきた。

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前よりは多少は分かるようになった気がするけど、やっぱりややこしすぎて細かいところは全然分かんない。Exception 多すぎ。贔屓チームが実際にその条項を適用してやりくりしてたり、よそのチームでも超大物が動く時に発動するルールとかだと、なんとなくは理解できるようになるんだけど。

ただ、細かいところはあやふやでも、「サラリーキャップを前提としたパラダイム」みたいなのに慣れてくると、大物トレードがあっても驚きはするけど「意味がわからん」みたいなことは少なくなった、ような気がする。チームの主力を放出してドラフト指名権とトレードするとか、「有名選手 + ドラフト指名権」を放出して、ほぼ無名の選手とトレードとか、最初は「?」って感じだったけど、「キャップスペースはアセットである」というのが分かってくると、「残当」みたいな感想が普通になってくる。

なんで当然なのかというと...。例えば、そこそこの活躍はしてたとしても、年俸が不釣り合いに高すぎると、チームの総年俸額を圧迫してしまい、FAも他の主力の再契約もできなくなってしまう。なので、コスパの悪い選手は(例えある程度の能力はあったとしても)「不良債権」扱いになってしまい、他のチームに、「ドラフト指名権をつけて引き取ってもらう」ようなトレードが普通に成立する、と。

そんなの引き取るチームあるの?というと...。とかやってるとキリがないのでこれ以上は割愛。でも、こんな感じで「どれだけリソースを突っ込めるか」の体力勝負じゃなくて、枠の中で知恵とかけひきで戦うゲーム的なところがあって、分かってくると普通に面白いんだよねー。