「Impossible Architecture」展というのに行ってきた。
実際に展示されてるものは見取り図とか断面図みたいな設計段階の資料がメインで(実際には作られなかった建築物をフィーチャーしてるんだから当然なんだけど)、建築ドメインの知識がほとんどゼロの僕には、展示物自体のありがたみとかは正直あんまりよくわからなかったり。ただ、細かいところはよく分かんなくても、メガストラクチャー好きとしてはキャプションや模型やコンセプトアートを見てるだけで十分にテンションが上がる。
一番インパクトがあったのは、菊竹清訓の海上都市の説明の冒頭で紹介されてた以下の文(買ってきた図録にもあったので引用)。
1958年、日本住宅公団総裁、加納久朗が驚くべき構想を発表する。房総半島の山々を核爆弾で崩落させ、その土砂や岩石で東京湾を半分埋めたてる、そこに皇居をはじめ首都機能を移転して、新首都「ヤマト」と呼ぼう、というのである。
ここまで圧倒的な文字列もなかなかない。ついでに検索して見つけたこれもすごい。
https://criepi.denken.or.jp/intro/matsunaga/recom/recom_07.pdf
ネオ・トウキョウ・プラン。かっこよすぎる。
あとは、会場入り口で上映していた Pierre-Jean Giloux という人の「Invisible Cities」という映像がよかった。本人のサイトで抜粋版が公開されてたのでリンク。
面白かった。