Cthulhu Wars

以前から、その圧倒的ボリュームで話題になっていたアレをついにプレイ。

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ベースは4人MAXのゲームのはずだけど、のっけから拡張いろいろ入れての6人プレイ。それぞれが、Yellow Sign とか Black Goat とかの邪神陣営の1つを担当して、カルティストばら撒き → パワー蓄積 → ゲートオープン → あれこれ召喚 → 世界オワタ\(^o^)/ をやりあってVPを積み上げる。みんな言ってたけど、Chaos in the Old World みたいな感じ。

陣営によってやれることが全然違う上に、今回は全員初回プレイで細かい情報が頭に入ってないので、足の引っ張り合いやつぶし合いみたいな展開はあまりなく、それぞれ自分のやりたいことをやって、その延長でぶつかる場合は殴り合う、みたいな流れだった。自分は緑の Cthulhu だったんだけど、スタート位置が他勢力と少し離れてたのもあって、序盤まだみんなが様子見モードのときに脳天気にノーガード状態でゲートを開けて回って稼いだリードと、Elder Sign 6枚で14点(3,3,3,2,2,1)を出すというインチキめいた強運で勝ってしまった。わーい。

写真にもあるように、終盤の盤面は巨大なフィギュアが乱立して壮観。そして、見た目だけじゃなくてちゃんと面白い。ゲームが進むとコストの支払い能力が上がってより強烈なのが場に出せるようになる、そのインフレのスピード感がほどよい感じで、テンションが落ちない。

反省点ってほどでもないんだけど、僕のクトゥルー知識は基本的に創元のラブクラフト全集(しかもまだ全部読んでない)オンリーで、神話体系的な部分はあまり頭に入ってないので、どっかの勢力の Great Old One が登場して周りが「うおおおおお」と盛り上がる中、僕は「名前は聞いたことあるけどコレどんなやつだっけ...」みたいな状態で若干取り残されてる感があったのがちょっと寂しかった。自分がクトゥルー周辺の知識を齧りかけの頃に、勢力だとか属性がどうだとかいう設定はダーレスとかの取り巻きが後付けで作ったやつだからラブクラフトの本来の方向性とは違ってしまって云々みたいな記述を見て、それの刷り込みで原作以外の情報源は敬遠してたんだけど、TRPGにしても 今作やEldritch Horror みたいなゲームを遊ぶにしても、原作読むよりもゴテゴテの後付け設定をどっぷりインプットしておく方がはるかに楽しめるのでは、という気になってきた。というか、そもそも原作小説って基本的に壊れたおっさんの発狂過程回顧録で、正直あんま面白くないというか、持って回った言い方ばっかりで読むのが苦痛に思えるような箇所がいっぱいで辛い...。

どうでもいいけど、「Cthulhu」はChrome のスペルチェッカーに引っかからない。さすが。