2001年宇宙の旅 IMAX版

仕事終わりに行ってきた。

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実は初見。クラークの原作は20年くらい前に読んだことがあるはずだけど、小説自体の記憶はほとんど残ってない。映画も見たことはなかったんだけど、HAL9000を筆頭にとにかく色んなところで言及されまくってるのを見聞きしてるので、ざっくりした粗筋は普通に頭に入ってるし、ダグラス・トランブルやらツァラトゥストラやらの断片的な知識はあって、映画も「なんとなくこういうものらしい」くらいの感覚のまま、実際見ることがないままになっていたところに、公開50周年(!)記念ででかい画面で見れるらしいという話を聞いて、「じゃあ行ってみるか」となったのだった。

いやー。すごかった。そりゃ言及されまくるわ。ほぼ全編ハイライトみたいな圧倒的なビジュアル。面白いかと言われるとちょっと反応に困るけど、でも最近ちょっとなかったくらいに強烈なエクスペリエンスだった。スターゲートもすごかったけど、今振り返って一番「うおっ」ってなったのは、ラスト前、ベッドに横たわったボーマンの足元に「でーん」と登場するモノリスくんを見上げるシーン。派手ではないんだけど、なんかリアルでのけぞりそうになってしまった。

登場人物が重力がある風の挙動になってるところはマメに周囲をくるくるさせたり、宇宙空間だと無音になって船内シーンになると音が出るようになるとか、思わず「うんうん」と頷きたくなるような細かい描写もよかったなー。あと、これもいろんなところで言及されてるけどBGM、っていうかツァラトゥストラ